バイバイ アディオス

胸中に収まらなかった時用

水道橋に置いてきたものが多すぎる

超こんにちは。超お久しぶりです。

 

1年弱、暴れん坊という意味の名前が付けられた16人グループのファンをやっていました。

そしてファンを始めて1年経った今日この頃、タイトル通り「水道橋に置いてきたものが多すぎる」ことに気付いたのですが、果たしてどうしましょうか。

 

 

 

わたしはルド公演でテニミュ、青8、本田さんに出会いました。

目の前で奇跡が起きてるって思いました。漫画もギリ世代ではなかったのでキャラクターもよく分からないままに観に行ったのですが、(これは前にも言ったと思いますが)大石の「視線の先の同じ夢」を聞いて、その優しさに涙を流しました。それがわたしと彼らとの出会いです。

 

本当に、大好きでした。ていうか今も好きです。

青学の卒業って存在を永遠にする儀式なんです。

卒業したあとの1年間、わたしは8代目への「好き」を分断された気持ちでいました。ですが1年という区切りを持って改めて考え直した時に、分断というより永遠への昇華だなって。

普通なら好きに永遠なんてないと思うんです。好きと嫌いは紙一重だし人間飽きだってあるし。ですが、嫌いになる前に卒業されちゃったら、終わっちゃったら嫌いになれないじゃないですか。大好きなままじゃん。好きだった気持ちが永遠に残っちゃう。

つまり永遠に好きなんですよ。

困った。困りました。好きすぎる。

 

 

ということで、8代目卒業から1年後、つまり今から1年とちょっと前に、永遠に好きな気持ちを持ち続けることを結論にしました。考えて考えて、身をも擦りへらせて考えてこの結論を出しました。

 

その考えすぎていたちょうど1年前にわたしは愛夢幸事務所に出会って、「思考を放棄」しました。

それは"趣味に対する思考"を放棄したという意味で、その思考を放棄することによって相対的に自分の人生に対して冷静になれたんです。

趣味であるはずの行為があまりにも精神的にストレスで耐えられなくなっていた時に、救世主の16人が「考えなくてもいいんだよ」と言ってくれたようでした。

わたしは暴れん坊16人の夢見る姿を心から尊敬していたので、倣おうと思って、ここが人生の踏ん張りどきだと思って、人生1番の努力と我慢をしました。

 

 

しかし半年経ったある日、急にぷつんと切れたみたいに体調を崩してしまって、うまく生きることができなくなりました。まあ元からわたしはうまく生きるのがうまくはないので、分かってたんだけれども。

うまく生きられないなりにベッドの上でウンウンと唸っていました。

すると思い出すのは思考に思考を重ねて憶測や推測や疑心暗鬼や怒りに泣いて、そんなことをも吹き飛ばす大好きな気持ちを義務感に蹴散らされていたあの時のことばかりでした。

結論を出して1年間も思考を放棄していたんだけど、そう簡単にうまくは行かなかったんだよ。

 

わたしはずっと2016年にいたんだな。

 

 

別にその瞬間に戻りたいわけでもないのですが、あの時の自分の感情が何にも代えられないくらい大切だったことを思い出して胸が苦しくなりました。

1つ溢れたら全部ぽろぽろぽろぽろ溢れ出てくるから、1つずつ拾って「わあ大切だなあ」って思いかえす、みたいな時間を繰り返し始めました。

超大切すぎて超悲しい。

前述しましたがもう一度やりたいわけでもない。

ただただ、自分の心が2年前の水道橋に置いてきっぱなしだったんだなってことを思い出しました。

2016年の9月25日を忘れたことはないです。わたしにとって元旦より何より9月25日が1年の切れ目です。

 

 

色々思い出すんです。水道橋のことと、それについてくるいろんな場所の思い出。

TDCはもちろん、名古屋の大っきいホールとか、メルパルク大阪とか、AiiAとか、水道橋のおぼんdeごはんとかナナズグリーンティーとかフードコートとか、アリーナ1列とか3バル見切れとか、TDCのチケットカウンターとか卑猥なオブジェとか、塚田農場とか、多賀城とか夜行バスとか新幹線とかたまに昼行バスとか、すんごい遠いとこにあるホールとか。

ロッテリアとか、あとはキャナルシティ博多とか、名古屋アスナルの韓国料理屋さんとか、当日飛び込んだ花屋とか、ルミネエストの5階とかアニエス・ベーとかユナイテッドアローズとかコム・デ・ギャルソンとか、思い出したくない、思い出したくなかったけど忘れたくないこといっぱいあった。

 

 

なんか寂しいんだよな。

今夜だけは水道橋に帰りたい。

大好きだったし、これからも大好き、こんな好きになるものに出会えるなんてわたしの人生はなんて幸せなんだろうと何万回も思った。

もう会えないけども。

 

 

 

以前、俳優のオタクの友達に「君は卒業に呪われてるね」って言われたことがあります。

 

これから卒業を迎える未来の青学のオタクたちへ。

わたしにとっての卒業は永遠にとけない呪いだよ。くれぐれも水道橋に忘れ物はしないようにしてください。心の中にいっぱいいっぱい抱えられるギリギリくらいの呪いでいてください。それだけで百二十分の幸せだよ。

 

わたしは水道橋に置いてきたものが多すぎるんだよ。